エデンの北から

京都洛北便り 古典文学で日々を楽しむ

「能面100」~ 美術館「えき」KYOTO

京都駅ビルの中にある、美術館「えき」KYOTOで開催中の能面の展覧会にいってきました。 京都駅ビルと美術館「えき」KYOTO 京都駅ビル7階にある美術館です。エレベーターでも上がれるけれど、大階段のこの空間が好きなのでたいていはエスカレーターで昇って…

篠田桃紅「墨いろ」「朱泥抄」など

年末年始にかけてちょっと空いた時間、篠田桃紅(しのだとうこう)さんのエッセーを少しずつ読み返していた。 昨年3月、107歳で、亡くなった桃紅さんは書家であり、墨による抽象絵画(墨象というらしいが)を描く画家であるが、私は書を嗜むわけではないので、…

新しき年の初めに

あけましておめでとうございます。 万葉集の新年の歌に、思いを託して紹介します。 新しき年のはじめの初春の 今日降る雪のいや重け吉亊 あらたしき としのはじめの はつはるの けふふるゆきの いやしけよごと 大伴家持 万葉集 新しい年の初め 初春の 今日 …

雪の日の寺~岩倉 実相院

一昨日から今日にかけて私のすむところでも、積雪。山ひとつ越えた滋賀では大変なことになっていましたが、こちらでは数cm。 暖かいところの生まれなのでいまだに雪が降るとワクワク感があります。 この辺りに住む人は「雪、もうエエわ」とおっしゃってまし…

冬景色

一昨日、冬至。 さすがに木々もほとんど葉を落とし、すっかり冬に入りました。 津の国の難波の春は夢なれや葦の枯葉に風渡るなり つのくにの なにはのはるは ゆめなれや あしのかれはに かぜわたるなり 西行 新古今和歌集 冬625 摂津の国の難波の浦の春 …

「クリスマスのまえのばん」「ターシャテューダーの人生」~ライフスタイルを自分で選ぶ

クリスマスの絵本とその作者についての本、そして考えたこと。 「クリスマスのまえのばん」 詩 クレメント・ムア 訳 中村妙子 絵 ターシャ・テューダー 偕成社 1822年、聖書学者クレメント・ムアによって書かれた詩、「A VISIT FROM ST NICHOLAS (セントニコ…

霜夜の金星 あけの明星

星の光が冴える季節。 古典和歌の世界では星の歌は少ない。多いのは七夕の歌くらいだろうか。 その少ない歌のひとつ。また、好きな式子内親王の歌になってしまうが(この人の歌は秋よりも冬がいいと感じる。) 身にしむは庭火の影もさえのぼる霜夜の星の明け方…